| 門 Phylum |
綱 Class |
亜綱 Subclass |
目 Order |
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シュードモナス門[1] Pseudo シュードモナス門[1] Pseudo シュードモナス門[1] Pseudo |
アルファプロテオバクテリア綱 Alphaproteo |
マグネトコックス亜綱 Magneto |
マグネトコックス目 Magnetococcales |
| マリプロフンドゥス目 Mariprofundales |
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| リケッチア亜綱 Rickettsidae |
リケッチア目 Rickettsiales |
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| "ペラジバクター目" "Pelagibacterales" |
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| ホロスポラ目 Holosporales |
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| カウロバクター亜綱 Caulo |
カウロバクター目 Caulobacterales |
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| "パルヴルアーキュラ目" "Parvularculales" |
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| ヒフォミクロビウム目[2] Hyphomicrobiales |
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| ロドバクター目 Rhodobacterales |
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| ロドスピリルム目[3] Rhodospirillales |
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| スネアチエラ目 Sneathiellales |
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| スフィンゴモナス目 Sphingomonadales |
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| ロドタラシウム目 Rhodothalassiales |
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| コルディイモナス目 Kordiimonadales |
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| エンシバクター目 Emcibacterales |
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| イオディディモナス目 Iodidimonadales |
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| 所属不明 incertae sedis |
フティアニア目 Futianiales |
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| ミクロペプシス目 Micropepsales |
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| ミンウーイア目 Minwuiales |
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| Radicibacterales目 Radicibacterales |
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| ベータプロテオバクテリア綱 Betaproteobacteria |
バークホルデリア目 Burkholderiales |
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| ネイッセリア目 Neisseriales |
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| ロドシクルス目 Rhodocyclales |
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| スピリルム目[4] Spirillales |
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| "プロカイバクター目" "Procaibacterales" |
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| ガンマプロテオバクテリア綱 Gammaproteobacteria |
クロマチウム目 Chromatiales |
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| ライソバクター目[5] Lysobacterales |
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| カルディオバクテリウム目 Cardiobacteriales |
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| ベギアトア目[6] Beggiatoales |
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| レジオネラ目 Legionellales |
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| メチロコックス目 Methylococcales |
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| オセアノスピリルム目 Oceanospirillales |
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| シュードモナス目 Pseudomonadales |
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| アルテロモナス目 Alteromonadales |
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| "ビブリオ目" "Vibrionales" |
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| エアロモナス目 Aeromonadales |
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| エンテロバクター目 Enterobacterales |
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| パスツーレラ目 Pasteurellales |
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| オルバス目 Orbales |
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| アシディフェロバクター目 Acidiferrobacterales |
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| アレニセラス目 Arenicellales |
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| セルビブリオ目 Cellvibrionales |
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| ネブスキア目[7] Nevskiales |
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| イミュンディソリバクター目 Immundisoli |
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| チオハロバクター目 Thiohalobacterales |
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| チオハロラブダス目 Thiohalorhabdales |
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| デルタプロテオバクテリア綱 Deltaproteobacteria |
デスルフレラ目 Desulfurellales |
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| ミクソコックス目 Myxococcales |
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| ブラディモナス目 Bradymonadales |
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| ポリアンジウム目 Polyangiales |
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| イプシロンプロテオバクテリア綱 Epsilonproteobacteria |
カンピロバクター目 Campylobacterales |
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| ナウティリア目 Nautiliales |
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| オリゴフレクスス綱 Oligoflexia |
オリゴフレクスス目 Oligoflexales |
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| ブデロビブリオ目 Bdellovibrionales |
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| バクテリオボラックス目 Bacteriovoracales |
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| シルバニグレラ目 Silvanigrellales |
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| アシドチオバチルス綱 Acidithiobacillia |
アシドチオバチルス目 Acidithiobacillales |
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| ヒドロゲノフィルス綱 Hydrogeno |
ヒドロゲノフィルス目 Hydrogeno |
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プロテオバクテリアの仲間です。暫定的に8綱を含みます。非常に大きなグループであり、バクテリア最大の多様性を持っています。
以前はプロテオバクテリア門(Phylum Proteobacteria)と呼ばれていましたが、2021年に国際原核生物命名規約(ICNP)によって、シュードモナス門(Phylum Pseudomonadota)と改名されました。
プロテオバクテリアの「プロテオ(Proteo)」とは、変幻自在に姿を変えるギリシア神話の神プロテウス「Πρωτεύς(Proteus)」に因んでいます。
大腸菌、サルモネラ、ビブリオ、ヘリコバクターなど有名な細菌を多く含みます。
姉妹群ははっきりしていません(同じシュードモナス界のFCB上門、PVC上門、スピロケータ門は比較的近縁ではあります)。
5つの綱は、ギリシア文字のアルファ(α)からイプシロン(ε)までをプロテオバクテリア(proteobacteria)の先頭につけた名前が使われています。
各綱間の関係は例えば以下のような仮説があります(他にも様々な仮説があり、定説はまだありません)。
当サイトにおけるシュードモナス門の分類では、[LPSN (2026)]に正式に記載されているグループのみ記述しています。LPSNに正式に記載されていないグループ(候補門・綱・目、未培養系統)については、2025年以前に記述してあったグループのみ""で囲って残しています。
αプロテオバクテリア綱。リケッチア、紅色細菌(紅色非硫黄細菌)、酢酸菌など多種多様な種を含みます。LPSN正式記載は18目ですが、暫定的に3亜綱20目を含みます。
真核生物の細胞小器官であるミトコンドリアはこのグループの細菌に起源があるとされます。
最近の研究では、かつてゼータプロテオバクテリア綱(Class Zetaproteobacteria)に分類されていたマリプロフンドゥス目は、アルファプロテオバクテリア綱に分類されるようになっています[LPSN (2026)]。これに伴い、ゼータプロテオバクテリア綱は消滅しています。
βプロテオバクテリア綱。淋菌、髄膜炎菌、百日咳菌、一部の紅色細菌(紅色非硫黄細菌)、硝酸菌など多種多様な種を含みます。LPSN正式記載は4目ですが、暫定的に5目を含みます。
ガンマプロテオバクテリア綱(Gammaproteobacteria)と近縁であり、姉妹群と言われています。
最近の研究では、ヒドロゲノフィルス目はベータプロテオバクテリア綱から外される場合があり、当サイトでは[LPSN (2026)]に従い、ヒドロゲノフィルス綱に分離しています。
γプロテオバクテリア綱。大腸菌、サルモネラ、ペスト菌、ビブリオ(腸炎ビブリオ、コレラ菌など)、緑膿菌、レジオネラ、紅色細菌(紅色硫黄細菌)などの仲間です。重要な病原菌を多く含みます。
シュードモナス門の綱の中で最も多くの目を含み、LPSN正式記載は20目ですが、暫定的に21目を認めます。なおアシドチオバチルス目(Acidithiobacillales)は元々当グループに含まれていましたが、単系統性が疑わしいため別綱のアシドチオバチルス綱に分離しています。
ベータプロテオバクテリア綱(Betaproteobacteria)と近縁であり、姉妹群と言われています。
δプロテオバクテリア綱。暫定的に4目を含みます。シュードモナス門の綱の中で初期に分岐したとされます。
「デスルフ~(Desulf-)」と名のつく目が多いですが、これらは硫酸還元細菌や硫黄還元細菌を多く含みます。
最近の研究では、「デスルフ~(Desulf-)」と名のつく目の多くなどはデルタプロテオバクテリア綱から外される場合があり、当サイトでは[LPSN (2026)]に従い、テルモデスルフォバクテリウム門に移動しています。
εプロテオバクテリア綱。2目を含みます。
カンピロバクターや胃潰瘍の原因となるヘリコバクター・ピロリなどが有名です。
暫定的にオリゴフレクスス目(Oligoflexales)1目のみを含んでいましたが、後に3目が追加され、暫定的に4目になっています。2014年に発見された新しい綱です。
アシドチオバチルス綱と並び、綱名にギリシア文字が使われていません。
アシドチオバチルス目(Acidithiobacillales)1目のみを含みます。
元々ガンマプロテオバクテリア綱に含まれていましたが、同綱との単系統性が疑わしいためアシドチオバチルス綱として分離されています。
ヒドロゲノフィルス目(Hydrogenophilales)1目のみを含みます。
元々ベータプロテオバクテリア綱に含まれていましたが、16S rRNA系統解析やリボソームタンパク質に基づく系統的距離に基づいてヒドロゲノフィルス綱として分離されています。