爬虫綱(Reptilia)

爬虫綱(Class Reptilia)

トカゲ、ヘビ、ムカシトカゲ、カメ、ワニ、鳥類の仲間です。日常用語としての爬虫類は鳥類を含みませんが、単系統群としての爬虫綱は鳥類を含みます。姉妹群は哺乳綱(Mammalia)です。

爬虫類(*鳥類以外)は変温動物(一部体温変動の少ない種はいます)であり、体が鱗に覆われています。卵で子供を産みます(一部卵胎生の種あり)。両生綱と異なり乾燥に強い体を持ちます。

爬虫類(*鳥類以外)は4目から成ります(爬虫綱(Reptilia)(*鳥類含む)は5亜綱48目)。

• 鱗竜類(Lepidosauria)
  • ムカシトカゲ亜綱(Subclass Rhynchocephalia)
    • ムカシトカゲ目(Order Sphenodontia)
  • 有鱗亜綱(Subclass Squamata)
    • 有鱗目(Order Squamata)
• 主竜形類(Archosauromorpha)
  • カメ亜綱(Subclass Testudinata)
    • カメ目(Order Testudines)
  • 主竜類(Archosauria)
    • ワニ亜綱(Subclass Crocodylomorpha)
      • ワニ目(Order Crocodylia)
    • 鳥亜綱(Subclass Aves)

当サイトにおける爬虫綱の亜綱階級の分類は[Ruggiero et al. (2015)]に基づいています。

ムカシトカゲ亜綱(Subclass Rhynchocephalia)
= ムカシトカゲ目(Order Sphenodontia)

ムカシトカゲの仲間です。現生種はムカシトカゲ科(Sphenodontidae)1科、ムカシトカゲ属(Sphenodon)1属のみから成り、ニュージーランドの一部のみに生息しています。現地ではトゥアタラ(Tuatara)と呼ばれることもあります。

外見はトカゲに似ていますが、有鱗目ではありません(有鱗目に近縁な、鱗竜類ではあります)。原始的な爬虫類の特徴を残しており、生きた化石と呼ばれます。現生種における姉妹群は、同じ鱗竜類に所属する有鱗目(Squamata)とされます。

• ムカシトカゲ科(Family Sphenodontidae)

有鱗亜綱(Subclass Squamata)
= 有鱗目(Order Squamata)

トカゲ、ヘビ、ミミズトカゲの仲間です。現生種における姉妹群は、同じ鱗竜類に所属するムカシトカゲ目(Sphenodontia)とされます。

7亜目相当69科から成る、爬虫類(*鳥類以外)の中では最大のグループです。

一般的に有鱗目の分類階級は目(Order)であり、当サイトもこれに従っています。なお[Ruggiero et al. (2015)]では有鱗亜綱(Subclass Squamata)としています。

伝統的に有鱗目はトカゲ亜目(Lacertilia)[側系統群]、ヘビ亜目(Serpentes)、ミミズトカゲ亜目(Amphisbaenia)の3亜目に分けられます。

• トカゲ亜目(Suborder Lacertilia)[側系統群(paraphyletic)]
  • ヤモリ下目(Infraorder Gekkota)
  • スキンク下目(Infraorder Scincomorpha)
  • オオトカゲ下目(Infraorder Anguimorpha)
  • イグアナ下目(Infraorder Iguania)
• ヘビ亜目(Suborder Serpentes)
• ミミズトカゲ亜目(Suborder Amphisbaenia)

しかしトカゲ亜目は側系統群であるため当サイトでは採用していません(トカゲ亜目に所属する下目を亜目相当に格上げ)。ミミズトカゲ亜目はカナヘビ亜目の下位分類として、階級を下目に下げて存続しています。

7亜目相当間の関係は以下の説が有力です。(英語版Wikipediaより)

• フタアシトカゲ亜目(Suborder Dibamia)
• Bifurcata
  • ヤモリ下目(Infraorder Gekkota)
  • Unidentata
    • スキンク下目(Infraorder Scincomorpha)
    • Episquamata
      • カナヘビ亜目(Suborder Laterata)
        • ミミズトカゲ下目(Infraorder Amphisbaenia)
        • (...etc)
      • Toxicofera
        • (Unnamed)
          • オオトカゲ亜目(Suborder Anguimorpha)
          • イグアナ下目(Infraorder Iguania)
        • ヘビ亜目(Suborder Serpentes)

フタアシトカゲ亜目(Suborder Dibamia)

フタアシトカゲの仲間です。フタアシトカゲ科(Dibamidae)1科のみから成ります。熱帯地方に生息しています。

外見はヘビに似ていて、メスの四肢は消失していますが、オスは後足が痕跡程度に残っています。有鱗目の中で、一番最初に分岐したと言われています。

• フタアシトカゲ科(Family Dibamidae)

ヤモリ下目(Infraorder Gekkota)

ヤモリの仲間です。2上科7科から成ります。有鱗目の中で、フタアシトカゲ亜目の次に分岐したと言われています。

当サイトではトカゲ亜目[側系統群]を採用していないため、分類表では階級を亜目相当に上げていますが、一般的に当グループの分類階級は下目であり、ヤモリ下目(Infraorder Gekkota)と呼ばれます。なお[Ruggiero et al. (2015)]ではヤモリ目(Order Gekkota)としています。

漢字で書くと家守です。家にいる害虫を食べてくれる(守ってくれる)ことに由来するとされます。

• ヒレアシトカゲ上科(Superfamily Pygopodoidea)
  • イシヤモリ科(Family Diplodactylidae)
  • ヒレアシトカゲ科(Family Pygopodidae)
  • カワリオヤモリ科(Family Carphodactylidae)
• ヤモリ上科(Superfamily Gekkonoidea)
  • トカゲモドキ科(Family Eublepharidae)
  • チビヤモリ科(Family Sphaerodactylidae)
  • ユビワレヤモリ科(Family Phyllodactylidae)
  • ヤモリ科(Family Gekkonidae) - ニホンヤモリ、トッケイヤモリ

スキンク下目(Infraorder Scincomorpha)

Scincoideaとも。スキンク(狭義のトカゲ)の仲間です。4科から成ります。但しトカゲ科(Scincidae)は約1600種を含む非常に大きな科のため、9科に分割する案もあります(その場合は3 + 9で計12科となります)。当サイトでは従来の4科案を採用しています(トカゲ科の下に9つの亜科を置く)。

当サイトではトカゲ亜目[側系統群]を採用していないため、分類表では階級を亜目相当に上げていますが、一般的に当グループの分類階級は下目であり、スキンク下目(Infraorder Scincomorpha)と呼ばれます。なお[Ruggiero et al. (2015)]ではスキンク目(Order Scincoidea)としています。

• ヨルトカゲ科(Family Xantusiidae)
• ヨロイトカゲ科(Family Cordylidae)
• カタトカゲ科(Family Gerrhosauridae)
• トカゲ科(Family Scincidae)
  • Acontinae亜科(Subfamily Acontinae)
  • トカゲ亜科(Subfamily Scincinae) = 狭義のトカゲ科 - ニホントカゲ、スナトカゲ
  • Ateuchosaurinae亜科(Subfamily Ateuchosaurinae)
  • Sphenomorphinae亜科(Subfamily Sphenomorphinae)
  • Lygosominae亜科(Subfamily Lygosominae)
  • Eugongylinae亜科(Subfamily Eugongylinae)
  • Egerniinae亜科(Subfamily Egerniinae)
  • Ristellinae亜科(Subfamily Ristellinae)
  • Mabuyinae亜科(Subfamily Mabuyinae)

カナヘビ亜目(Suborder Laterata)

Lacertoideaとも。カナヘビ、テグー、ミミズトカゲの仲間です。9科から成ります。そのうち6科はミミズトカゲ下目(Amphisbaenia)に所属します。ミミズトカゲ下目以外のカナヘビ亜目は「～ヘビ」の名に反し、四肢を持ちます。

ピグミーテグー科、テグートカゲ科、カナヘビ科については、伝統的にスキンク下目に所属していましたが、近年の系統解析の結果、ミミズトカゲ下目とともに独自のクレードに属し、当サイトではこれをカナヘビ亜目(Suborder Laterata)と名付けています。なお[Ruggiero et al. (2015)]ではカナヘビ目(Order Lacertoidea)としています。

• ピグミーテグー科(Family Gymnophthalmidae)
• テグートカゲ科(Family Teiidae)
• カナヘビ科(Family Lacertidae) - ニホンカナヘビ、ニワカナヘビ、コモチカナヘビ
• ミミズトカゲ下目(Infraorder Amphisbaenia)

ミミズトカゲ下目(Infraorder Amphisbaenia)

ミミズトカゲの仲間です。6科から成ります。四肢が退化しており、ヘビのようなミミズのような外見をしています。南アメリカ・アフリカおよびその周辺に分布しています。

伝統的に当グループの分類階級は亜目ですが、カナヘビ亜目の内部分類であるため、当サイトでは下目(Infraorder)階級としています。

• フロリダミミズトカゲ科(Family Rhineuridae)
• セイヨウミミズトカゲ科(Family Blanidae)
• Cadeidae科(Family Cadeidae)
• フタアシミミズトカゲ科(Family Bipedidae)
• フトミミズトカゲ科(Family Trogonophidae)
• ミミズトカゲ科(Family Amphisbaenidae)

オオトカゲ亜目(Suborder Anguimorpha)

Platynotaとも。オオトカゲ、ドクトカゲ、アシナシトカゲなどの仲間です。2下目5上科8科から成ります。姉妹群は恐らくイグアナ下目(Iguania)です。

当サイトではトカゲ亜目[側系統群]を採用していないため、分類表では階級を亜目相当に上げていますが、一般的に当グループの分類階級は下目であり、オオトカゲ下目(Infraorder Anguimorpha)と呼ばれます。但し下位分類との整合性から亜目階級とすることもあります[英語版Wikipedia]。なお[Ruggiero et al. (2015)]ではオオトカゲ目(Order Anguimorpha)としています。

• Palaeoanguimorpha下目(Infraorder Palaeoanguimorpha)
  • ワニトカゲ上科(Superfamily Shinisauroidea)
    • ワニトカゲ科(Family Shinisauridae)
  • オオトカゲ上科(Superfamily Varanoidea)
    • ミミナシトカゲ科(Family Lanthanotidae)
    • オオトカゲ科(Family Varanidae) - コモドオオトカゲ
• Neoanguimorpha下目(Infraorder Neoanguimorpha)
  • ドクトカゲ上科(Superfamily Helodermatoidea)
    • ドクトカゲ科(Family Helodermatidae) - メキシコドクトカゲ、アメリカドクトカゲ
  • コブトカゲ上科(Superfamily Xenosauroidea)
    • コブトカゲ科(Family Xenosauridae)
  • アシナシトカゲ上科(Superfamily Anguioidea)
    • Diploglossidae科(Family Diploglossidae)
    • ギンイロアシナシトカゲ科(Family Anniellidae)
    • アシナシトカゲ科(Family Anguidae)

イグアナ下目(Infraorder Iguania)

アガマ、カメレオン、イグアナの仲間です。2上科14科から成ります。姉妹群は恐らくオオトカゲ亜目(Anguimorpha)です。

分類体系によっては当サイトのイグアナ上科(Iguanoidea)をイグアナ科とし、その配下の12科を亜科とする場合もあります。

当サイトではトカゲ亜目[側系統群]を採用していないため、分類表では階級を亜目相当に上げていますが、一般的に当グループの分類階級は下目であり、イグアナ下目(Infraorder Iguania)と呼ばれます。なお[Ruggiero et al. (2015)]ではイグアナ目(Order Iguania)としています。

• Acrodonta上科(Superfamily Acrodonta)
  • アガマ科(Family Agamidae) - エリマキトカゲ
  • カメレオン科(Family Chamaeleonidae)
• イグアナ上科(Superfamily Iguanoidea)
  • ゼンマイトカゲ科(Family Leiocephalidae)
  • イグアナ科(Family Iguanidae) - グリーンイグアナ、ウミイグアナ、リクイグアナ
  • モリイグアナ科(Family Hoplocercidae)
  • クビワトカゲ科(Family Crotaphytidae)
  • バシリスク科(Family Corytophanidae)
  • ヨウガントカゲ科(Family Tropiduridae)
  • ツノトカゲ科(Family Phrynosomatidae)
  • アノールトカゲ科(Family Dactyloidae) - グリーンアノール
  • ハガクレトカゲ科(Family Polychrotidae)
  • ヤマイグアナ科(Family Liolaemidae)
  • レイオサウルス科(Family Leiosauridae)
  • マラガシートカゲ科(Family Opluridae)

ヘビ亜目(Suborder Serpentes)

ヘビの仲間です。有鱗目に属する7亜目の中では最大のグループです。科数については諸説ありますが、当サイトでは[THE REPTILE DATABASE]に従い、26科としています。姉妹群は恐らく(オオトカゲ亜目 + イグアナ下目)です。

足を失っているのが最大の特徴で(但しヘビ亜目以外でも足を失っているミミズトカゲやアシナシトカゲなどもいます)、毒を持つ種も多いです(但し毒を持たない種の方が多いです)。

伝統的な3亜目(トカゲ亜目、ヘビ亜目、ミミズトカゲ亜目)の中では唯一、階級の変更もなく、単系統性が否定されることもなく、そのまま存続しています。なお[Ruggiero et al. (2015)]ではヘビ目(Order Serpentes)としています。

2下目 + 所属下目不明の1科から成ります。アメリカメクラヘビ科(Anomalepididae)は伝統的にメクラヘビ下目に含まれてきましたが、最近の系統解析によると真蛇下目の方に近縁である説[Y. Zheng & J.J. Wiens (2016)]があり、下目不明としています。

• メクラヘビ下目(Infraorder Scolecophidia)
• (Unnamed)
  • アメリカメクラヘビ科(Family Anomalepididae)
  • 真蛇下目(Infraorder Alethinophidia)

メクラヘビ下目(Infraorder Scolecophidia)

ミミズのような外観をしたヘビの仲間です。ミミズトカゲ下目とは異なります。1上科4科から成ります。伝統的にはアメリカメクラヘビ科も含まれますが最近の系統解析によると他の4科と単系統を成さない結果も出ています。

• メクラヘビ上科(Superfamily Typhlopoidea)
  • ホソメクラヘビ科(Family Leptotyphlopidae)
  • Gerrhopilidae科(Family Gerrhopilidae)
  • Xenotyphlopidae科(Family Xenotyphlopidae)
  • メクラヘビ科(Family Typhlopidae)

真蛇下目(Infraorder Alethinophidia)

メクラヘビ以外のヘビの仲間です。ヘビ類の大半を占め、日常で連想するヘビのほとんどはこちらのグループに所属します。3上科21科から成ります。

• サンゴパイプヘビ上科(Superfamily Amerophidia)
• Afrophidia
  • ムカシヘビ上科(Superfamily Henophidia)
  • ナミヘビ上科(Superfamily Caenophidia)

サンゴパイプヘビ上科(Superfamily Amerophidia)

Anilioideaとも。サンゴパイプヘビ、ドワーフボアの仲間です。2科から成ります。

• サンゴパイプヘビ科(Family Aniliidae)
• ドワーフボア科(Family Tropidophiidae)

ムカシヘビ上科(Superfamily Henophidia)

ボア上科(Superfamily Booidea)とも。ボア、ニシキヘビなどの仲間です。9科から成ります。

• ミジカオヘビ科(Family Uropeltidae)
• ミミズサンゴヘビ科(Family Anomochilidae)
• パイプヘビ科(Family Cylindrophiidae)
• サンビームヘビ科(Family Xenopeltidae)
• メキシコパイソン科(Family Loxocemidae)
• ニシキヘビ科(Family Pythonidae)
• ボア科(Family Boidae) - ボア、アナコンダ
• トゲアゴヘビ科(Family Xenophidiidae)
• ツメナシボア科(Family Bolyeriidae)

ナミヘビ上科(Superfamily Caenophidia)

Colubroideaとも。ナミヘビ、クサリヘビ、コブラなどの仲間です。諸説ありますが当サイトでは10科としています。

• ヤスリヘビ科(Family Acrochordidae)
• タカチホヘビ科(Family Xenodermatidae)
• セダカヘビ科(Family Pareatidae)
• クサリヘビ科(Family Viperidae) - クサリヘビ、マムシ、ハブ、アダー
• ミズヘビ科(Family Homalopsidae)
• ナミヘビ科(Family Colubridae) - アオダイショウ、シマヘビ、ヤマカガシ、アオヘビ
  • マイマイヘビ亜科(Subfamily Dipsadinae)
  • (...etc)
• ユウダ科(Family Natricidae) - ナミヘビ科に含まれる説有り
• ハスカイヘビ科(Family Pseudoxenodontidae) - ナミヘビ科に含まれる説有り
• イエヘビ科(Family Lamprophiidae)
• コブラ科(Family Elapidae) - キングコブラ
  • ウミヘビ亜科(Subfamily Hydrophiinae)
  • (...etc)

カメ亜綱(Subclass Testudinata)
= カメ目(Order Testudines)

カメ、スッポンの仲間です。2亜目13科から成ります。頭蓋骨に側頭窓と呼ばれる穴を持たないことから無弓類(Anapsida)とも呼ばれます。

最近の研究によると主竜類(ワニ目 + 鳥類)(Archosauria)に近縁であるとの説が有力です。甲羅を持つのが最大の特徴です。

曲頸亜目(Suborder Pleurodira)

ヘビクビガメ、ヨコクビガメの仲間です。2科から成ります。甲羅に首を収納するときに首を横に曲げるのが特徴です。

南アメリカや東南アジア、オーストラリア、アフリカ、中東に生息しており、日本には生息していません。

• ヘビクビガメ科(Family Chelidae)
• ヨコクビガメ科(Family Pelomedusidae)

潜頸亜目(Suborder Cryptodira)

カミツキガメ、ウミガメ、ドロガメ、リクガメ、スッポンの仲間です。5上科11科から成ります。

甲羅に首を収納するときに首を垂直に曲げるのが特徴です。最大種はオサガメ(Dermochelys coriacea)です。

熱帯・亜熱帯・温帯に幅広く分布しており、日本にも生息しています。

• カミツキガメ上科(Superfamily Chelydroidea)
  • カミツキガメ科(Family Chelydridae)
• ウミガメ上科(Superfamily Chelonioidea)
  • ウミガメ科(Family Cheloniidae)
  • オサガメ科(Family Dermochelyidae)
• ドロガメ上科(Superfamily Kinosternoidea)
  • メキシコカワガメ科(Family Dermatemydidae)
  • ドロガメ科(Family Kinosternidae)
• リクガメ上科(Superfamily Testudinoidea)
  • ヌマガメ科(Family Emydidae)
  • イシガメ科(Family Geoemydidae)
  • オオアタマガメ科(Family Platysternidae)
  • リクガメ科(Family Testudinidae) - ガラパゴスゾウガメ
• スッポン上科(Superfamily Trionychoidea)
  • スッポンモドキ科(Family Carettochelyidae)
  • スッポン科(Family Trionychidae)

ワニ亜綱(Subclass Crocodylomorpha)
= ワニ目(Order Crocodylia)

ワニの仲間です。3科から成ります。現生種における姉妹群は、同じ主竜類に所属する鳥亜綱(Aves)とされます。

熱帯・亜熱帯の水辺で生活し、他の動物を襲う肉食動物であり、生態系の頂点に立つものが多いです。

• アリゲーター科(Family Alligatoridae) - アリゲーター、カイマン
• クロコダイル科(Family Crocodylidae) - ナイルワニ、イリエワニ
• ガビアル科(Family Gavialidae)

鳥亜綱(Subclass Aves)

いわゆる鳥類の仲間です。現生種における姉妹群は、同じ主竜類に所属するワニ目(Crocodylia)とされます。

44目を含みます。最近の学説によると、鳥類は恐竜(Dinosauria)の生き残りであり、爬虫綱の仲間とされます。

他の爬虫類と異なり恒温動物であり、体が羽毛に覆われています。歯を失い、嘴(くちばし)を持ちます。前足が翼に変化しており、空を飛べる種が多いです。

伝統的に鳥類の分類階級は綱ですが、爬虫綱の下位分類であるため、当サイトでは鳥亜綱(Subclass Aves)としています[Ruggiero et al. (2015)]。