総鰭綱(Actinistia) + 肺魚綱(Dipnoi)

科レベルの分類(Families)

下門
Infraphylum
上綱
Superclass

Class

Order

Family
顎口下門
Gnathostomata

軟骨魚綱
Chondrichthyes
条鰭綱
Actinopterygii
総鰭綱
Actinistia
シーラカンス目
Coelacanthiformes
ラティメリア科
Latimeriidae
肺魚綱
Dipnoi
オーストラリアハイギョ目
Ceratodontiformes
ネオケラトドゥス科
Neoceratodontidae
ミナミアメリカハイギョ目
Lepidosireniformes
ミナミアメリカハイギョ科
Lepidosirenidae
アフリカハイギョ科
Protopteridae
四肢動物上綱
Tetrapoda
両生綱
Amphibia
爬虫綱
Reptilia
哺乳綱
Mammalia


分類表更新:2025年09月


総鰭綱(Class Actinistia)
= シーラカンス目(Order Coelacanthiformes)

管椎目とも。シーラカンスの仲間です。硬骨魚類 - 肉鰭類に所属します。肉質の鰭を持ちます。

近年(1938年)まで絶滅していたと思われていました。古代種と形態的な差異が小さく、生きている化石と呼ばれます。

現生種は1科1属2種で、ラティメリア・カルムナエ(Latimeria chalumnae)とラティメリア・メナドエンシス(Latimeria menadoensis)のみです。

現生種(ラティメリア)は深海に生息しており、鰾(浮き袋)に油脂が詰まっているなどの特徴があります。

肺魚綱(Class Dipnoi)

ハイギョの仲間です。硬骨魚類 - 肉鰭類に所属します。肉質の鰭を持ちます。

魚類ではありますが、肺を持ちます。時折水面に顔を出し肺呼吸します。魚類としては乾燥に強く、水が枯れると休眠します。

現生種は2目3科3属6種のみから成ります。総鰭綱(シーラカンス)同様、生きている化石と呼ばれます。

総鰭綱と肺魚綱のどちらがより四肢動物上綱に近縁なのかはまだはっきりしていませんが、肺魚綱の方がより近縁である学説が有力です。

オーストラリアハイギョ目(Order Ceratodontiformes)

ケラトドゥス目とも。現生種はネオケラトドゥス科1科で、オーストラリアハイギョ(Neoceratodus forsteri)1種のみから成ります。

(学名をカタカナ化したネオケラトドゥス・フォルステリと呼ばれることもあります。)

絶滅危惧種で、オーストラリアのクイーンズランド州にのみ生息しています。他のハイギョより原始的な特徴を残しています。

ミナミアメリカハイギョ目(Order Lepidosireniformes)

レピドシレン目とも。ミナミアメリカハイギョ、アフリカハイギョの仲間です。現生種は2科2属5種のみから成ります。

ミナミアメリカハイギョ科は南アメリカ、アフリカハイギョ科はアフリカに生息しています(名前通りですね)。


解説文更新:2025年09月16日

参考




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